自分にあった補聴器選び〜 NHKきょうの健康〜 2012年2月8日放送
耳のトラブル解決!自分に合った補聴器や調整の大切さを教えてくれました。
講師は、信州大学教授の岩崎聡さん。
耳が遠くなると必要になる!?
補聴器と人工内耳
聴力レベルとは
聴力レベルとは
聴力レベルは、聞こえる音の大きさにより、正常と、軽度、中等度、高度、重度の難聴に分けられる
補聴器の使用には一定の基準が定められており、聴力レベルが40〜45dB(軽度)以上から、高度の人に必要とされている
補聴器の種類
補聴器の種類
主な補聴器には「耳あな型」「耳掛け型」「ポケット型(箱型)」が現在使われているものが多い
目立ちにくいも、カラフルなもetc
補聴器の価格
補聴器の価格
2万円〜40万円位
価格が高ければよいというものではなく、自分に合ったものを選ぶことが重要!
補聴器の機能
補聴器の機能
・ハウリングを防ぐ
・雑音を抑え
・聞きたい方向の音を拾う指向性マイクのついているもの
補聴器を手に入れる
補聴器を手に入れる
まず耳鼻咽喉科を受診し、補聴器が必要かどうかの判断を受けてから、認定補聴器専門店で、認定補聴器技能者とともに補聴器を選び調整。
(耳鼻咽喉科と認定補聴器技能者、認定補聴器専門店が連携する仕組みが作られている為)
そこで補聴器を借りて耳鼻咽喉科に持参し、補聴器が適切に調整されているかどうかが評価される
(その補聴器を借りて実際に使ってみて、必要に応じて再調整をしてもらい購入)
補聴器の購入後
補聴器の購入後
定期的に耳鼻咽喉科で聴力検査を受け、必要な場合は定期的に調整を受ける
最初の1週目は1日1〜3時間装着し自分の声や家の中の音に慣れるようにする
2週目以降は少しずつ使用時間を延ばして外出もするなど、徐々に慣れるようにする
人工内耳
人工内耳
重度難聴の場合は補聴器を使ってもほとんど会話を聞き取ることができない
最近では人工内耳埋め込み術による難聴治療が受けられるようになってきました。
内耳の蝸牛(かぎゅう)に電極を、耳の後ろ辺りに電波を受け取る装置を手術で埋め込む
耳には補聴器のような形のマイクを、耳の後ろには音を電気信号に変換して送る装置を装着。治療は健康保険が適用。