
あさイチ 延命治療について 2012年9月3日放送
NHK あさイチのメインテーマ あなたならどうする?家族の延命治療。
専門家ゲスト 新田國夫さん(医師)
ゲスト 森公美子さん(歌手)、水道橋博士さん(タレント)
延命治療については、家族の中で最も悩まれることですね。
私の知り合いも、意識の無いままの状態で治療され、ご家族の方が悩まれているケースを知ってます。
今回のあさイチは、注目を集めている胃ろうについても放送されました。
あさイチ 延命治療について
胃ろうについて
病気や老化などで、口からものが食べられない人の胃に直接穴をあけ、人工的に栄養を送り込むもの。
手術も簡便で、介護が楽なこともあり、現在推定で40万人が利用されているそうです。
胃ろうは、医師の指示のもと、口から食べるためのリハビリと同時に使うのが本来の使用方法
再び口から食べられるようになる人もいるそうです。一方で、リハビリをしても口から食べることができないケース。
胃ろうはこれらの方法よりも肉体的苦痛が少なく、介護が楽にできる、という利点がある
リハビリそのものが行われないケースも多く、終末期の高齢者にとって、長期間にわたる胃ろうの利用は必ずしも本人の為にならないと言う
あさイチ 延命治療について
延命治療とは?
延命治療とは、明確な定義はありませんが、一般に回復の見込みがなく、死期が迫っている終末期の患者への生命維持のための医療行為をいいます。
あさイチ 延命治療について
延命治療方法
人工呼吸器の装着、心臓マッサージや昇圧剤投与による、心肺機能の維持、水分や栄養の点滴など。
「終末期」の明確な定義はなく「いつまでが救命治療で、いつからが延命治療か」という線引きは難しいものとされている
一律に延命治療が否定されるべきものではありません。
あさイチ 延命治療について
摂食嚥下(せっしょくえんげ)リハビリについて
胃ろうをつけた人が医師の指示のもとに行う、再び口から食べられるようになるためのリハビリに事。
神奈川県にある東名厚木病院では専門のスタッフ7名がおり、積極的に摂食嚥下リハビリを行われてるそうです。
リハビリによって胃ろうがなくても口から食べられるようになった人は16.7パーセント。
全国的にも非常に高い数字です。
現在全国で摂食嚥下リハビリの指導を受けられる病院・施設は198病院あるそうです。
(NPO法人 PDN(PEGドクターズネットワークより)