
あさイチ 細胞シート治療 2012年9月24日放送
NHK あさイチ メインテーマは貼るだけで病気が改善 驚きの細胞シート
心臓病から、歯周病、膝の痛みまで細胞シートで改善できる!?
細胞シートは、みずからの細胞を培養してシート状に加工してつくったもの。
患部に貼ると、症状が改善、回復すると言われているそうです。
角膜損傷、臨床研究が行われているそうです。
食道がんは、臨床研究が行われていたそうですが、現在は終了されているそうです。
心臓病、歯周病、変形性膝関節症改善の細胞シートは、参加するには決められた条件をクリアしないといけないそうです。
そして、全ての方に効果があるとは言えず、臨床研究の段階と言うことでした。
あさイチ 細胞シート治療
あさイチ 細胞シート治療研究が行われている病気。
角膜損傷
臨床研究が行われているそうです。
歯周病
親しらずや虫歯など、必要のない歯を1本抜く(その歯の根元にある歯根膜を採取)
その中に含まれる歯根膜細胞を、1か月かけて培養しシート状に仕上げる
歯と歯ぐきを切り離し、歯の根元に潜む歯石まで、きれいに取り除く
(歯周病菌が潜む歯石が残っていると、再び歯周病になってしまう為)
歯の大きさに合わせて細胞シートを切り分け、歯の根元を覆うように貼る
貼る場所は、本来歯根膜があった場所で、歯茎後退によって歯根膜が失われた部分。
さらに骨補填(ほてん)材を加え、最後に切り分けた歯ぐきを縫って元どおりに戻す。
歯根膜そのものの役割を発揮しつつ、歯や骨(歯槽骨)そのものを細胞シートが再生してくれると考えられるそうです。
※注意
歯周病の細胞シートを使った治療は、効果を確かめる臨床研究の段階。
食道がん
臨床研究が行われてましたが、現在は終了しているそうです。
心臓病
太ももの筋肉を採取し、そのなかから筋芽細胞とよばれる細胞を抜き取り細胞シートを作る
左脇の下を10cm開き、心臓の患部に貼る(貼るシートの枚数は、人によって異なる)
心臓自体にメスをいれないため、患者の体への負担を抑えられる
細胞シートから、「サイトカイン」と呼ばれるタンパク質が分泌されることで、新たに毛細血管ができたり、弱った細胞自体が元気になり、心臓を拍動させる力がよみがえると考えらる
患者自身の細胞を利用しているため、拒絶反応などの心配が無い
心臓病の細胞シートを使った治療は、効果を確かめる臨床研究や治験段階。
すべての方に効果があるわけではありません。
また、病気の進行状況で、治療を受けられるかが決まります。
変形性膝関節症
みずからの軟骨を影響のないところから一部採取。
軟骨細胞を1か月培養し、シート状に仕上げます。
細胞シートはどのようにして膝関節に貼る?膝を10センチほど開き、軟骨がすり減ってしまった部分に貼ります。
細胞シートにはどのような効果がある?細胞シートから、「サイトカイン」と呼ばれるタンパク質が分泌されることで、骨を再生してくれる骨髄細胞が増殖し、骨と軟骨が再生され、細胞シート自体も、軟骨となって残ってくれると考えられています。
※注意
変形性膝関節症の細胞シートを使った治療は、効果を確かめる臨床研究の段階。