扶養、厚生年金どっちがトク年金情報
扶養、厚生年金どっちがトク年金情報 NHKあさイチ
扶養、厚生年金どっちがトク年金情報 NHKあさイチ〜 2012年2月15日放送
主婦の年金は、情報を収取しておかないと分からない部分が多いですね
今、国会で話題となっているのが「社会保障と税の一体改革」。
「厚生年金の適用拡大」は、主婦に大きなかかわりがあるそうです。
今までは、パートやアルバイトなど、非正規雇用の人は週30時間以上働かないと厚生年金に入れませんでした。
これからは、週20時間以上で加入できるようになるというものです。
対象者は最大で約370万人。短時間で働くパートの主婦の年金が変わるかもしれないそうです。
・しっかり働いて将来の年金を増やしたいと考える人、
・「第3号」の範囲にとどまることで手取り収入を重要視する人
上記のように、立場によって賛成、反対は大きく分かれるそうです。
シングルマザーの年金
シングルマザーの年金
国民年金に加入し、自分で保険料を払っているシングルマザー
今まで月に約1万5,000円の国民年金保険料を支払っていたものが、厚生年金に加入することで、月約8,000円(最低額)の負担で済む
(保険料が安くすむのは半額を勤務する企業が負担)
厚生年金に入りたくない主婦
厚生年金に入りたくない主婦
厚生年金に加入(月収10万円の場合)
厚生年金保険料(月約8,000円)
健康保険料(月約3,000円)
計約1万1,000円支払う事になる。
※社会保険労務士の諸星裕美さんの試算
厚生年金に加入した場合、将来厚生年金を受け取る額と、保険料として支払う額を比べると、受け取る年金の方が少し多くなる
年金はいくら増える? 厚生年金加入
年金はいくら増える? 厚生年金加入
1年間・・・+572円(月)
10年間・・・+5,720円(月)
20年間・・・+1万1,440円(月)
(厚生年金保険料負担 約8,000円(月)の場合)
離婚したら年金はどうなる?
離婚したら年金はどうなる?
国民年金に加入する主婦が離婚すると、平成20年4月から元夫の厚生年金を2分の1受け取れるようになりました。
現在、60歳の人の場合、もし自分が厚生年金に1年でも加入していれば60歳から厚生年金を受け取れる
加入していない場合、65歳からしか受け取れません。
(※自分が厚生年金に加入していたとしても、受け取り始める年齢は自分の生まれた年によります。また受け取れる額も場合により2分の1とは限らないなど多くの決まりがあります)
加給年金
加給年金
夫が20年以上、厚生年金に入っていて、妻が年下の場合、厚生年金には「加給年金」という年金がつく
夫が65歳で年金を受け取れるようになる時期から、妻が65歳になるまで月に39万4,500円の年金を受け取れる
(※妻が20年以上の厚生年金の加入歴があるか、妻の年収850万円を超えると加給年金の受給資格はなくなります。)
働いている夫が亡くなった時の年金
働いている夫が亡くなった時の年金
厚生年金に加入する夫が亡くなった場合、妻は夫の厚生年金の4分の3を生涯受け取ることができます。
国民年金に加入する夫が亡くなり、18歳未満の子どもがいる場合、遺族基礎年金(年101万5,900円)を受け取れる
寡婦(かふ)年金、死亡一時金
(※遺族年金を受け取れる条件は上に挙げた以外にもたくさんあります)
厚生年金
・遺族厚生年金・・・夫の年金の4分の3
国民年金 ・子どもが18歳未満
遺族基礎年金・・・101万5,900円(子ども1人 平成23年度)
夫が65歳未満でなくなった場合
寡婦(かふ)年金(妻60歳〜65歳)・・・夫の基礎年金の4分の3
上記以外
死亡一時金・・・加入期間により12万〜32万円