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介護療養型医療施設
介護療養型医療施設というのは、介護保険施設の一つです。
要介護1以上の要介護認定を受けた方が入所することができます。
介護の分野では、介護老人福祉施設や保健施設という施設名はよく耳にしますが、
介護療養型医療施設はあまり聞きなれないですよね。
この施設は現在のところ病状は安定しているが、自宅で療養することが難しく、
長期療養が必要とされるお年寄りに対し、医療及びリハビリなどの療養を目的としています。
医療制度改革で、一般の病院から介護療養型医療施設に転換した病院がありました。
ですから、外見上は病院と変わることなく、外来などの診察も普通に行っているところもあるので、
私たちにとって理解するのが難しいという一面があります。
病院と異なる点は、この施設の目的が「治療」ではなく「療養」であるということです。
病状が悪化している時や進行中という場合には、病院での治療となります。その場合、
手術をしたり入院して点滴治療を受けるという治療を行います。
このような状況は脱して回復期にあるが、自宅での療養とまではいかない、
かといって病院に入院することができない方が入所対象となります。
医療ケアと介護を行い、自宅での生活に戻る、もしくは特別養護老人ホームなどに入るところまで
回復することを目指していますが、その方の状態によっては、療養期間が長期になるケースもあります。
ですから、施設選びは実際に見学をして環境や雰囲気を確認して、
実際に入る方にとってきちんと療養ができる施設を選ぶことが大切です。
これからの問題となりますが、この介護療養医療施設は、平成18年度医療制度改革関連法案で、
平成24年3月あたりに廃止という動きになっています。
介護老人保健施設やケアハウスといったサービスへの転換になるようです。
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