グループホームとは

グループホームというのは、認知症のご高齢者が、より家庭に近い雰囲気の中での共同生活。
生活に刺激を与え、認知症の症状が緩和、もしくは進行しないようにという
配慮で用意されている施設です。

少人数の共同生活の中で、生活そのものがリハビリ、治療となるこのグループホーム。
老人ホームなどの大人数での治療よりも認知症に対し、
より効果的な治療の場と言われているようです。

一般的に自宅で日常生活を送れないという方が、
スタッフと5〜9人という少人数で共同生活をします。
住宅に近い状態で、地域に溶け込んだ生活によって、社会とのつながりを切らさず、
生活そのものがリハビリとなるのが、このグループホームの特徴のようです。

このグループホームはヨーロッパから始まったそうです。
認知症など、高齢者を対象とした施設や、精神障害者、
知的障害者といった方々を隔離施設ではなく、
こうしたグループでのスタッフとの生活によって、進行を止め、
より良い治療ができるように作られたものです。

家庭により近い環境で生活を送る場合が多く、なるべく自立した生活を送ることが
できるようにすることを目的としています。

このグループホームによって、ご高齢者が活気を取り戻し、認知症の症状がだいぶよくなった、
緩和されたという報告がたくさんあるようです。

地域の催しなどにも積極的に参加するなど、生活に変化がある、ということも、
認知症の症状を緩和、進行を止めるということにつながっているのではないでしょうか。

また、少人数ということもあり、各人に目が行き届き、決め細やかなサービスが可能
ということもメリットとしてあげられます。